各種感染症のウイルスの毒素を弱めた抗原で、ワクチンが体内に入るとこの抗原に対抗するための抗体が体内で作られます。そのため、次に本物の強い病原体が体の中に入ってきてもその抗体で病原体を退治することができるようになるのです。
子犬や子猫は母親の母乳を飲んでいる時期は母親からの移行抗体(免疫)によって守られています。この抗体はいろいろな病気に対しての免疫物質を多く含んでいますが、8~14週でいなくなってしまいます。ですからワクチン接種が必要なのです。
しかし、母親からの移行抗体が残っている間はワクチン抗体が作られないため、子犬・子猫は複数回のワクチン接種が必要です。更に抗体をその後も維持するために年1回の追加接種をお勧めします。
お腹の中に寄生虫がいては困ります。検査のために便を持参してください。いわゆる検便です。
生後2ヶ月ぐらいから、1ヶ月毎に2~3回の予防接種を実施しさらに、1年に1回の追加接種をお勧めします。
91日以上の犬は、注射が義務づけられています。毎年春には、注射をしましょう。
心臓に寄生する虫を蚊が運びます。時期になったら、薬を飲ませて予防します。
犬やネコがダニに噛まれるとダニ熱やライム病を引き起こす可能性があるので予防しましょう。
飼い主には、狂犬病予防法で狂犬病ワクチン接種が義務づけられています。生まれてから91日以上の犬は室内犬・室外犬にかかわらず狂犬病ワクチンを接種しなければなりません。また、その後も毎年1回注射を受けなければなりません。
外に出ているか出ていないかによって注射するワクチンが変わってきますので、事前にお伝え下さい。わからない点はお気軽にお問い合わせください。